妊娠中に読んだ本を紹介します(^^)

 

My Husband's SecretですっかりハマってしまったLiane Moriartyさんの作品。

Big Little Liesです。

 

 

460ページ

単語数は、139,200 wordsでした。

 

Huluで配信されていた海外ドラマBIg Little Liesにハマってしまい、原作も読んでみたくなってたどり着きました。

海外ドラマはアメリカで制作されていて、主要キャラクターをニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーンが演じていて話題になりました(ハリウッド映画主演級の豪華キャスト!)。

それがおもしろすぎて、1日で一気に見てしまいました。105分×7エピソードです。(あほ)

 

これね。

 

ドラマがすごく面白かったです。

Liane Moriartyさんお得意のテーマである、「日常に隠れる非日常」がうまく描かれていると思います。見事にはまりました。

 

そこで原作を買って読んでみたのですが、ドラマとは違うところが多かったです。やっぱりドラマの方がドラマチックになっていました。読みこなせていないからなのか、ドラマから入ったからなのか、ドラマの方が面白かったなぁ〜っていうのが正直なところ。

 

ドラマ好きすぎて2回見ましたが(笑)、もう1回英語で見たいなーと思ったのにHuluでの配信終わっていました。

でも今調べて見たら、DVDが出ているみたいですね!

 

 

さてさて、原作についてですが。

英語はとても読みやすかったです!!けっこうスラスラ読めました。

 

ママ友たちのいがみ合いも、熱い友情も、ドロドロした感情も、複雑に描かれていました。ママ友同士のメラメラってよくテーマになりがちですが、このBig Little Liesの場合、メラメラいがみ合いながらも、しっかり相手を思いやれる友情も書かれていて好きです。そうそう、人間って両極の感情を持っていたりするんだよね。ambivalentってやつですね。

 

それぞれ悩みや秘密をかかえているわけですが、しかし、セレステの秘密が一番重いな。

 

セレステは、弁護士として働いていましたが、つらい不妊治療を経て専業主婦になり、双子の子育てに疲弊しています。夫との関係性にも悩み、「こんなはずじゃないのに!」ともがいている感じがついつい感情移入してしまいます。夫の嫌な面に気づきつつ(「嫌な面」ではすませられないようなことですが)、不妊治療のときに支えてくれた思い出や、いいパパであることから、自分がどうすればいいのか分からなくなっています。それにしても超お金持ちのセレステ。ストレス解消にぽんっと数百万単位で寄付してしまうのはすごすぎます。

セレステは「誰もが振り返る美人」として書かれていましたが、ドラマではニコール・キットマンです。良い配役だと思います。

 

セレステの親友でお世話焼きのマデリン。ドラマではなんにでも口を突っ込んでくる、敵に回したら嫌な女って感じでしたが、原作ではマデリンの心情がよく書き込まれているので、マデリンに対する印象は「情に熱くてついつい加熱してしまうけど本当はすごくいいやつ」に変わりました。笑 友達になってくれたら楽しそう。

マデリンは、元夫ネイサンに娘を奪われそうで躍起になりますが、娘アビゲイルはすっかり元夫の現奥さんになついてしまいます。元夫に感じるイライラする気持ちと娘が大きくなり自分の思い通りにならなくなる様は、世のお母さんは共感してしまうのではないでしょうか。

 

身の丈に合わないセレブ校区に引っ越してきた若いシングルママのジェーン。このジェーンが今回の物語のキーになってきます。若くて痩せてて化粧っ気のないシングルママとして描かれていました。ジェーンの息子のジギーが、幼稚園のオリエンテーションの日にいじめっ子の疑いをかけられてしまうのですが、ジェーンの息子を想う気持ちに学ぶところがたくさんありました。息子を信じ、息子の環境に心を痛め、息子に愛情をたくさん注ぎながらも、どこか自信がない。けれど自分のできる限りのことはしようとする。ジェーンのような強い母でありたいと思いました!

 

さて、原作で学んだ英語を紹介します。

 

brioche

ブリオッシュ(フランスの菓子パン)

frumpy

時代遅れの

artsy-fartsy

芸術を気取った人

up yours!

【英俗】(相手に対する嫌悪を込めて)ちくしょう!このやろう!

close-knit community

密に結び付いたコミュニティー

(この言葉、オーストラリアにいたときに先生に教えてもらって好きな言葉でした。この本読んで思い出しました。)

flustered

おろおろする

whim

気まぐれ、出来心

over the hill

(人が)最盛期を過ぎた

frivolous

軽薄な

cliquey

徒党を組んでいる、派閥意識の強い

over my dead body

そんなことは絶対させない

aberration

常軌を外れること

get cross with someone

〜に腹を立てる

fling with

〜と情事にふける

not all roses

いいことばかりではない

gidday

【豪俗】こんにちは(=good day)

sickie

【豪俗】病気でもないのに病欠をとること

Gen Y

ジェネレーションY(1980年代〜1990年代後半に生まれた世代)

 

 

あと、個人的に好きだったフレーズも書いておきます。訳はわたしがつけました。

 

Ouch! Fuck, that hurts. Sorry. Excuse my language.

いたっっ、くそ!ごめん。汚い言葉を許してね。

 

オーストラリアにいた頃、汚い言葉を使ったら"Excuse my French."と謝る言い方があると先生に習いましたが、"Excuse my language"もありなのですね。オシャレ。

 

Great, thought Jane, continuing to pretend-sip her empty mug of tea.

「良かった」ジェーンは、空いたティーカップをすするふりを続けながら思った。

 

ジェーンが気まずくなって、もう入ってないティーカップをすするふりをしているところにマデリンが来てくれてホッとするシーンなのですが、"pretend-sip"って、造語だと思うけれどオシャレ。

 

All around her was colour: rich, vibrant colour. She was the only colourless thing in this whole house.

彼女の周りのすべてが色で覆われていた。豊かで鮮やかな色だった。この家の中で、色がないのは彼女だけだった。

 

これはセレステのことです。セレステは、美人で、金持ちの専業主婦で、双子がいて、素敵な旦那様がいる。周りからはうらやましがられている。だけど、むなしい。ということです。素敵な言い回し!

 

原作はAmazonで手に入れました(^^)

 

 

あ〜もう1回ドラマ見たいなぁ。DVD買うか迷う。


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2014.8 IELTS6.0(L6.0 R7.5 W6.0 S5.0)
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